紙の名刺を保護するためのラミネート加工とは

ラミネート加工はもともと耐久性の低い紙を保護するのにとても最適なものです。そんなラミネートについての情報、そしてそれをビジネスでの必需品である名刺に加工した例についてご紹介いたします。

ラミネートとは

ラミネート名刺

ラミネートはフィルムを用いて層を作り、紙の耐久性・耐水性を飛躍的に向上させるものです。これはホームセンターなどでもよく販売されており、機械は勿論のことフィルムもたくさんのサイズが販売されています。中にはご家庭で使用している人もいて、ちょっとしたときに使うととても便利なものです。そんなラミネートには二種類あり、一つがコールドラミ、もう一つがホットラミです。コールドラミはローラーでフィルムを圧着するもので、これは片面加工がメインとなっています。主に使用される場面は屋外に使用するポスターなど、印刷面を劣化しにくくし、鮮明にするので写真が大きく使われているポスターととても相性が良いです。

そして次にホットラミ、これはホームセンターでも販売されている機械もこの方法となっており、100度まであげた本体の中をフィルムで挟んだ紙を通し、熱で接着するものとなっています。これは両面加工が可能で、きちんとはがれないようにしておくと浸水も防げます。よく水滴などが落ちる場所でも使用できるようになり、居酒屋の卓上メニューなどもこうしたラミネートをされているケースが多いです。ラミネート加工をすることにより、紙では常に危惧されている水濡れの心配が亡くなります。フィルムに保護されている状態で水をこぼしてしまっても、隙間がない限り浸水は一切起こらず、あとはふき取るだけで問題ないです。

薬品などはものによっては使用不可ですが、基本クリーニング用に使われるような洗剤程度は多少なら問題ないようです。そしてこれはコピー用紙のように薄い紙でも関係なく加工することが可能なので、色々な紙に使用が可能です。ラミネート加工は自分でも可能なので、是非機械を購入して保護するべきものを加工しておくのがおすすめとなっています。水濡れや汚れなどからしっかり守ってくれる上に、劣化にも強くなるのでおすすめです。ビジネスから子供の工作まで、幅広い活用がされているのがこのラミネート加工です。

ラミネート加工を名刺にも

ラミネート名刺

名刺も同じく紙で、汚れに弱く水濡れにも弱いというデメリットを抱えています。印刷所ではいまこの名刺にラミネート加工を行なっているところもあり、それは非常に重宝されています。勿論自分でも加工は可能ですが、100枚以上ある名刺をホームセンターで購入した機械で一枚一枚加工していくのはかなり骨が折れることです。取引先からいただいた名刺を自分で加工しておく分には問題ないかもしれませんが、膨大な量の名刺を加工するとなると流石に労力がかかりすぎます。ラミネート加工は特殊加工なので受け付けている印刷所を探すところから始まりますが、いまはデータ入稿で簡単に送信が可能なので、全国どこでも問わず依頼が可能です。

またオフセットの場合は少々納期がかかりますが、もし急ぎの場合はオンデマンドを依頼すれば翌営業日発送などスピード納品をしてくれるところもあるので、もし名刺を緊急で必要な時も安心です。いまはデジタル名刺も普及しつつあり、そちらをメインにしているところもありますがそればかりではないです。そのため、まだまだ紙の名刺は必要不可欠、そしてそのニーズに対応したサービスを提供している印刷所があります。名刺はその人の顔とされるほどに日本では重要とされており、ビジネスも挨拶と名刺交換から開始することが殆どです。また会談中にも名刺を机の上に置いておくなど、その用途は非常に多いものなのです。勿論従来の名刺でも問題ないかもしれませんが、紙のままだとどうしても水濡れなどに弱いものです。もし直接こぼさなくても高温多湿の日本で名刺を持ち歩くと、場合によってはふやけたり、よれたり、劣化してしまう場面だってあります。ですがラミネート加工をしておくことによりそれを防ぎ、いつでも綺麗なままでお渡しすることが可能なのです。

また加工しておくと印刷面が鮮明になりますので、より美しい仕上がりになります。そのためほかとは違う名刺を渡す事が可能、印象が強い名刺を渡すことにより相手に自分を覚えてもらいやすくこちらも覚えやすい、そこから発展するビジネスチャンスや会話のきっかけもあります。ビジネスで非常に重要な役割を持っている名刺に気を遣うことで好転することがあるのです。ラミネート名刺はそんな名刺交換の場は勿論のこと、その後も扱いやすい名刺となります。擦れなどにも強いので、誤って印刷面が擦れて読めなくなる、なんてことも防いでくれるので安心です。長く相手の手元に置いてもらえるような名刺を作ることができるラミネート加工で、ビジネスでのやり取りをより有用なものにしていく事が可能です。

工夫次第で色々な仕上がりに

ラミネート名刺

ラミネートにも種類がありますので、是非それを知って自分のイメ0時通りのラミネート名刺を作りたいところです。その会社の傾向などからも名刺のデザインは決まるもの、それはカジュアルだったり高級感があるものだったり、その会社の個性によって随分異なります。また個人事業主が名刺を発注するときはよりデザインを考えて、自分のビジネスの個性をしっかり出すようにしている、というところもあります。そしてその名刺にかけるラミネートの種類ですが、フィルムも異なるものが数種類あるので是非そこから選んでいきたいところです。フィルムにはグロスラミ、マットラミがあり、グロスはよく見かけるつやつやと光沢のあるフィルムです。

これは原色もより鮮明に見せてくれて、カジュアルな名刺によりマッチするものとなっています。赤や青などはっきりした色をより美しく見せてくれます。しかし難点が、高級感がどうしてもでにくいというところです。それを解決してくれるのがマットラミで、こちらは光沢をおさえたフィルムです。そのため落ち着いたデザインの名刺にもとてもマッチし、イメージ通りの仕上がりにすることが可能です。また他にも、コロナの今だからこそより注目される抗菌フィルムを用意しているところもあります。こうしたフィルムはアルコールに弱いものもありますのでなかなかケアできないときがあります。ですがこうしてあらかじめ抗菌加工をしておくと、今の時代に安心して渡せる、そんな名刺として活用できます。

そして肝心のデザインですが、フォトショップやイラストレーターなど専用のソフトでの編集が必須です。またデザインに関しても踏襲していない限り納得いくデザインには仕上げにくいものです。ですがこうした部分もカバーしてくれるのが名刺の印刷会社、専任のデザイナーが無料デザインしてくれるところもあるので、不安が有る場合は是非利用をおすすめいたします。オプションでロゴデザインも依頼できたりします。名刺において必要なことに数多く対応している会社が多いので、是非それをうまく活用して自分の顔でもある名刺の製作依頼をおすすめします。新しく名刺を印刷したい、と思っている場合も、いまラミネート加工は安価で受けられるようになっているので是非検討をおすすめいたします。扱いやすく管理しやすく仕上がりも綺麗、それがラミネート名刺の魅力です。